YouTube広告を調べると、まずGoogleの公式ヘルプが出てきます。書いてあることは正確ですが、初めての人が読んで分かる文章ではありません。このページでは、公式の説明を引きながら、専門用語を使わずに言い換えます。
Google 広告では、さまざまな動画広告フォーマットを使って魅力的な動画キャンペーンを作成し、YouTube と動画パートナー サイトで多角的にユーザーにアプローチできます。
出典:Google 広告 ヘルプ「動画広告フォーマットの概要」(2026年9月21日確認)
そして、こういう表が続きます。
形式の説明:ユーザーはスキップできるが、注意は喚起される
対応しているキャンペーン タイプ:デマンド ジェネレーション/動画視聴キャンペーン(VVC)/動画リーチ キャンペーン(VRC)/P-MAX/アプリ インストール キャンペーン(ACi)
IAB の分類:インストリーム/アウトストリーム
出典:Google 広告 ヘルプ「動画広告フォーマットの概要」(2026年9月21日確認)
ここで止まります。「デマンド ジェネレーション」も「VVC」も「IABの分類」も、初めての人には意味が取れません。正確さのために書かれた文章で、分からせるために書かれた文章ではないからです。
要するに、「どこに出るか」と「スキップできるか」の組み合わせです。それだけです。
| 名前 | ひとことで言うと | 長さ |
|---|---|---|
| スキップ可能な インストリーム広告 | 動画の前や途中に流れて、5秒たつとスキップできるやつ | 上限なし (推奨3分未満) |
| スキップ不可の インストリーム広告 | 同じ場所に流れるが、最後まで見るしかないやつ | 15〜60秒 |
| バンパー広告 | 6秒で終わる、スキップできない短いやつ | 6秒 |
| インフィード動画広告 | ホーム画面や検索結果に、動画一覧に混ざって並ぶやつ | 上限なし |
| YouTubeショートの広告 | ショート動画を送っていると挟まるやつ | 推奨60秒未満 |
| マストヘッド広告 | YouTubeのトップ最上部を買い切る、大型の枠 | 上限なし |
出典:Google 広告 ヘルプ「動画広告フォーマットの概要」(2026年9月21日確認)
「インストリーム(in-stream)」は、動画の流れの中に入るという意味です。対して「アウトストリーム」は、動画の流れの外に出るもの。公式の「IABの分類」は、この違いを指しています。
| やりたいこと | 向いている形 |
|---|---|
| 知ってもらいたい(覚えてほしい) | バンパー広告、スキップ不可のインストリーム |
| 内容をちゃんと見てほしい | スキップ可能なインストリーム |
| 興味のある人に見つけてほしい | インフィード動画広告 |
| 申し込み・購入につなげたい | スキップ可能なインストリーム(+その後の設計) |
なお、コンバージョンを目標に動画で配信する場合は、実質デマンドジェネレーション一択です。動画コンバージョンキャンペーンは廃止され、デマンドジェネレーションに統合されました。詳しくは インストリーム広告のページ に書いています。
ただし、形を選ぶのは入口にすぎません。実際に難しいのは、誰に向けて出すか、いくら使うか、出したあと何を見て何を変えるか。そこから先が仕事です。
SNSの仕事をしたい人の多くは、Instagramから入ります。分かりやすく、情報も多く、始めやすいからです。その結果、できる人も多い。
YouTube広告は逆です。やりたがる人が少ない。動画を用意する手間があり、管理画面が複雑で、予算を預かる責任もある。だから学ぶ人が少なく、できる人も少ないままになっています。
当校の受講生の傾向として、動画編集や映像制作を本業にしている方が、広告運用と数値の判断を学びに来られるケースが増えています。制作ができても「この動画をどこに、いくらで出すか」は別の技能で、そこが分かると依頼を受けるだけでなく、提案する側に回れるからです。
6つのうち、最初に理解すべきはインストリーム広告です。いちばん目にする形で、申し込みにつなげる設計の中心にもなります。
インストリーム広告とは ─ スキップ可能と不可の違い、課金の仕組み →
形の違いと選び方は、読めば分かります。分からないのは、実際に配信したあとです。数字が思ったように動かないとき、何を変えるのか。そこは手を動かした量でしか身につきません。
当校のSNSプランナー講座(Google・YouTube広告専攻)では、本番環境で実際に広告を配信します(受講料に実習広告費50,000円を含みます)。計画・配信・分析・改善を、日数をかけて繰り返します。
本講座は厚生労働省の専門実践教育訓練の指定講座であり、経済産業省の第四次産業革命スキル習得講座の認定講座です。給付金・支援金は制度の要件を満たす方が対象で、受給を保証するものではありません。