Instagramに広告を出す方法は、ひとつではありません。投稿画面の「宣伝する」ボタンと、広告マネージャ。できることも、かかる費用も違います。知らずに選ぶと、広告費の3割を余分に払うことすらあります。
まず前提から。Instagramに出す広告は、正式にはMeta広告です。FacebookとInstagramは同じ仕組みで動いていて、「Instagram専用の広告システム」というものはありません。
そのうえで、出し方が2つあります。
多くの方が最初に触るのは①です。投稿の下に「宣伝する」というボタンが出てくるので、自然とそちらに進みます。ただ、①でできることは限られています。
Instagramアプリから広告を作る手順は、公式ヘルプにこう書かれています。
プロフィールを開きます。[プロフェッショナルダッシュボード]をタップします。[広告ツール]をタップします。[投稿を選択]をタップします。
出典:Metaビジネスヘルプセンター「Instagramから広告を作成する」(2026年10月7日確認)
事前にプロアカウント(ビジネスアカウント)への切り替えが必要です。切り替えは無料で、すぐ終わります。
設定するのは、目標・オーディエンス・予算(1日あたり)・期間の4つ。ここで選べる目標は、次の3つだけです。
裏を返すと、「申し込みを増やす」「購入してもらう」という目標は選べません。プロフィールやサイトに人を連れてくるところまでが、この方法の範囲です。
広告マネージャを使うと、選べる目的が6つになります。
「宣伝する」ボタンには無かったリードと売上が入っています。問い合わせや申し込みを増やしたいなら、この2つが選べるかどうかが決定的です。
配置の指定も細かくできます。フィード、ストーリーズ、リール、発見タブ。どこに出すかを選べるので、「Instagramのストーリーズだけに出す」といった使い方も可能です。
これは知らない方が多い部分です。公式ヘルプに明記されています。
ほとんどの地域では、iOS用Instagramアプリで広告アカウントに利用可能残高を追加すると、広告の合計支払い額(課税・地域の手数料適用前)の30%のAppleのサービス料が適用される場合があります。この料金はInstagramやMetaではなく、Appleが受け取ります。
出典:Metaビジネスヘルプセンター「Instagramから広告を作成する」(2026年10月7日確認)
1万円分を出そうとすると、3,000円が広告以外に消えます。同じ予算でも、届く人数がまるごと3割減るということです。
回避する方法も、同じヘルプに書かれています。iPhoneのアプリからではなく、パソコンのブラウザで instagram.com を開いて出稿することです。手間はほとんど変わりません。
スマホで完結させたい気持ちは分かります。ただ、ここだけはパソコンを開く価値があります。
目的で決まります。
「宣伝する」から始めて、物足りなくなったら広告マネージャへ移る。この順番で問題ありません。最初から広告マネージャを覚える必要はないです。
広告マネージャは項目が多く、文章で読んでも頭に入りません。かといって本物の画面は怖い。間違えて配信したら課金されるからです。
そこで、当校が練習用の広告マネージャを無料で公開しています。本物と同じ流れで、目的の選択からキャンペーン設定、広告セット、広告の作成、公開まで操作できます。課金も配信も一切起きません。登録も不要です。
Meta Platforms, Inc. が提供する公式のサービスではなく、ウェブマオンラインスクール(株式会社Threeq)が学習用に作成した非公式の教材です。画面の名称や仕様は、実際のサービスの更新により異なる場合があります。
ひととおり触ると、最初の「目的の選択」がいちばん重要だと分かります。ここを間違えると、後の設定をどれだけ詰めても噛み合いません。
最後に、当校が何を扱っていて何を扱っていないかを書いておきます。「インスタ広告だけを集中的に学べる講座」をお探しの方には、正直なところ向いていません。
媒体ごとに講座を分けていないのは、分けても仕様変更で陳腐化すると考えているからです。この記事で書いた「目的が3つか6つか」も、Appleの手数料も、数年後には変わっている可能性があります。
変わらないのは、出した数字を読んで次を決める部分です。表示は増えたのに反応が落ちた。保存はされるのにプロフィールに来ない。この分解の仕方は、媒体が変わっても同じ形をしています。運転を覚えた人が軽にも乗用車にも乗れるのと同じです。
広告マネージャを触ってみて、「操作は分かったが、何を基準に決めればいいか分からない」と感じたら、そこから先が講座の範囲です。
どの専攻が向いているか、給付金の対象になるか、他社と比べて何が違うか。申し込み前のご相談だけでも構いません。
本講座は厚生労働省の専門実践教育訓練の指定講座であり、経済産業省の第四次産業革命スキル習得講座の認定講座です。給付金・支援金は制度の要件を満たす方が対象で、受給を保証するものではありません。